来月で酪農家になって8年目になる。毎年言っているが振り返ってみるとあっという間だ。農耕生活は酪農家としては当たり前なのだが、今日は1つの大きな感覚と言いましょうか。
霊性。
ざっくり言うと目に見えない感覚と言いましょうか。第6感とも言いましょうか。これが農耕生活によって大きく育ってきている気がしています。我を内観せよ。と。どこでも聞こえてきそうな言葉ですが、農耕生活は正に内観の連続なのです。
土と向き合い天気と向き合い植物と向き合い動物と向き合いそして自分と向き合う。
晩年の石原慎太郎が自宅に帰った時に、ふと洗面台の小さな蜘蛛を見つけて「お前も一生懸命生きているんだなぁ」と一種の共感を得たと言ってましたが、妙に腑に落ちる話だなぁと思いました。
そう。気にもしなかった小さな虫達や植物を観察するようになりました。
蜘蛛のお尻から糸が出てくるのをじっと見つめたり、時には蜘蛛の巣にかかった虫を糸で丸める様子を観察したり、思えば小学生の頃は何でも興味を持っていたし、また時間も好きなだけ自分の好きなように使えたよなぁ。(授業以外)まぁゲームが多かったが、、、
いつの間にか世の中と足並みを揃え、規律を守り、他人の顔色を伺い、そんな生き方をしていたような気がします。
自然と調和して生きていく。それが自分らしい生き方なのではないかと最近思ったりしています。
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